中学生くらいになってくると、「勉強ができる人」と「勉強が苦手な人」がだんだんと別れてきます。
その大きな原因は、ズバリ、勉強時間の差です。
でも、じゃあ周りの人はどのくらい勉強しているかを聞くと、だいたい「え、全然勉強してないよ?」と言います。しかし、それはウソかもしれません。
今回は、中学生が1日の勉強時間を調べるとともに、「1日にどのくらい勉強をしたらいいか」について調べてみました。
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中学生の1日の勉強時間
まずは一般的な中学生が1日にどのくらい勉強しているのかをみてみましょう。
ベネッセのデータによると、中学2年生の平日の平均勉強時間は2時間30分だそうです。
これを多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれだと思います。
また、当然ですが高校受験が目の前に迫っている中学3年生は勉強量が増え、平日の勉強時間の平均は4~5時間と一気に倍近くになります。
僕は、この数値を聞いて、正直「そんなに多いの?」と思いました。というのも、中学の時の友達はどのくらい勉強しているかを聞くと、
と言っていたからです。それはおそらく、”勉強ばっかりやっていると思われたくない” という気持ちや、”他の人が勉強して自分の成績を下げたくない” という気持ちからでしょう。
しかし、上の匿名のアンケート調査からも分かる通り、多くの人が1日に2.5時間以上の勉強をしていると考えておいたほうがいいかもしれません。
先に言っておきますが、もちろん勉強時間をたくさん取ったからといって、必ず成績が伸びるというわけではありません。
きちんと「集中して、効率の良い」勉強をしないといけないので、そこら辺はぜひ注意してみてください!
1日に勉強すべき目安は?
では、次に1日にどのくらい勉強をしたら良いのでしょうか?
それにはまず、あなた自身の目標を決めるところから始めましょう。
目標はなんでも構いません。
中学3年生だったら、「志望校に合格する」でもいいですし、まだ1年生ならテストで学年20番以内に入るでも、ライバルに負けないでもO.K.です。
そうして目標を立てたら、その目標を達成するためにどのくらい勉強をしたらいいかを考えてみましょう。それをするのにかかる時間が、今のあなたに必要な勉強時間です。
これは、問題を解いてみてどのくらい時間がかかるかを知らなければわからないので一度時間を計って「1日にこのくらいやらなきゃいけないなぁ」という分量の参考書や宿題をやってみましょう。
また、 “何をしたらいいかわからない!” という人は学校の先生や塾の先生に一度相談してみましょう!
当たり前ですが、宿題とかがある人はそれ最優先でやってください!
宿題はあくまで「基本」であって、それ以外にやるべき、ということです。
また、いくら勉強時間をたくさんとっても授業中に寝ていたら意味がありませんよ。
改善のためのポイント
では、「1日に2時間も勉強できないよ!」という人向けに、勉強の時間を増やすポイントをいくつか解説していきたいと思います!
- 勉強時間はだんだんと増やすようにする
- 勉強計画をしっかりと立ててみる
- 休日や朝の時間をうまく使ってみる
- やる時とやらない時の切り替えをしっかりする
勉強時間はだんだんと増やす
今1時間も勉強していない人が、明日からいきなり1日に4時間も5時間も勉強しようとしても無理があります。勉強時間は徐々に増やしていくことをオススメします。
特に、一気に気合を入れてやったあとはその反動でしばらく勉強をやらなくなってしまう人は要注意です。
勉強は一度にどかっとやるのもいいですが、毎日コツコツと積み重ねていったほうが最後には身になるし、成績も上がっていきます。
勉強時間を増やそうと思ったらまずは毎日机に向かうこと。そしてその時間をどんどん伸ばしていくのがストレスなく時間を延ばす”コツ”です。
勉強計画を立ててみる
そもそも、あなたはいま自分がどのくらい勉強しているかを把握していないのではないですか?
今回、自分が何時間勉強しているのかわからなかった人に勧めたいのが、勉強計画を立てることです。
勉強計画とは、具体的に言えばどんな教科を、どのくらい時間をかけて勉強するかの計画を立てて、それどうりに学習を進めていくものです。計画を立てておくと、効率の良い勉強をすることができるし、達成感も出てきます。
「自分はそういう計画とか立てるの苦手だから…」という人には勉強のために作られた、その名も ”勉強手帳”がオススメ!
時間管理だけでなく、普通の日記のように色々書き込めるので持っておいて損はないと思います!
休日や朝の時間をうまく活用してみる
部活や課外活動でうまく時間が取れない!という人は生活リズムを崩してまで無理に平日に勉強時間を作ろうとすることはありません。
そういう人はできるときに集中してやるのがいいと思います。
休日を復習などの時間に当てれば全体を把握して内容を振り返ることができるし、朝は起きてすぐの頭がしゃっきりした時間なので効率よく勉強を進めることができます。
こういったうまい時間の使い方を身につければ、部活を引退した後や高校・大学になったときの学習にも活かせるのでぜひ頑張ってください!
やる時とやらない時の切り替えをする
最初にも言いましたが、勉強で大切なことは、「勉強時間をどれだけ長くするか」ではなく、「どれだけ賢くなったか」です。
だから、だらだらとただ机の前に座っているだけでは意味がありません。
大切なことは、集中するべき時に全力で集中すること。逆に言えば、それ以外の時間は遊んでいたって構いません。
人間の集中力の限界は1時間くらいと言われています。
なので、勉強に疲れたと思ったらしっかりとリラックスして、そのあとまた集中して勉強をするようにしましょう!
最後に:勉強時間はしっかりと確保しよう!
今まで勉強時間のことを色々書いてきましたが、これは「勉強が一番大切だから!」ではありません。
むしろ、中学生といえば多感な時期。勉強だけでなく、部活や課外活動、学校行事など様々なイベントが待っている、まさに青春真っ只中をエンジョイすべきだと思います。
しかし、それを目一杯楽しむためには勉強ができたほうがいいというのもまた事実です。
はじめにも言いましたが、中学校時代の勉強ができる、できないは才能どうこうというより勉強をしたか、していないかにかかっています。
僕も中学生の頃は1日に3時間とか普通に勉強していた記憶があります。
これまで何にもしてこなかったという人でも今から頑張ればまだまだ巻き返せると思うので、毎日コツコツしっかり頑張ってください!