高校や塾で、何度もなんども言われているかもしれませんが、皆さん第一志望の大学は決まりましたか?
毎日いつもの学校に通っているとピンとこないかもしれませんが、高校生活は長いようにみえてあっという間です。
志望校の決定があまりに遅いと、もし行きたい大学が出てきてもその大学の入試のレベルまで自分の学力を伸ばすことができなくなってしまうかもしれません。
また、早めに行きたい大学を決めることで勉強のモチベーションアップにも繋がります。
でも、志望校を選ぶ経験なんてほとんどの人がないのに、いきなり「さあ、選びなさい」と言われても無理がありますよね!大学に入ってから後悔をしてしまう人が一定数いるんが現実です。
そこで、これからこの記事では、大学選びに迷った人に向けて、志望校はどう選べば良いのかを説明して行きたいと思います。
この記事を読み終える頃には、「だいたいあそこかあそこかなぁ」というくらいになっているとは思います。
- 学力で第一志望を選ぶのはいいけど、それで自分の限界を決めてしまうのは勿体無い
- 私立受験は特に、早めに保護者に伝えておく(主に金銭のこと)
- せっかく大学に行くのだから、興味のある分野に行こう
- 実際に大学に行って雰囲気を味わうのがオススメ
後半の方に、僕の個人的な進路の決め方についても書いてみました!
ぜひ参考にしてみてください!
目次(クリックでジャンプ)
志望校決めるメリットは3つ
さて、何よりもまず志望校を決めるメリットというのを紹介しておきます。
志望校を決めるメリットは、3つあります。
1つめは、受験勉強の計画を立てやすくなることです。
受験は、志望校が決まらないとどんな科目をどのくらい勉強して良いかの見当がつきません。そうなると、勉強の計画の立てようがないのです。
なので、志望校をしっかり定め、受験に必要な科目や受験までの日数、合格最低点などを念頭に置いてきちんと受験計画を立てるためにも志望校を早めに決めた方が良いのです。
2つ目は、モチベーションのアップです。受験は、はっきり言ってしんどいです。目標も何もないままやり遂げられるとは思えません。そこで心の支えになるのが、「あの大学に行ってあんなことしたい!」という強い気持ちです。
やりたいことがあるから第一志望はゆずれないという思いが勉強の良いモチベーションになります。
また、私はここに行きたい!と宣言することで周りに行動で示さなければならなくなります。決意表明を出すと、勉強せざるおえなくなるので、自然と勉強し始める人もいるみたいです。
3つ目は、周りがサポートしやすくなるという点です。私は、早くから「東大に行きたい」と行っていたので、理系クラスだったにもかかわらず、国語の先生に手厚く面倒を見ていただきました。
自分が〇〇大学に行きたい!という強い意志を示せば、「これやったらいいよ」とか、「この雑誌に〇〇大学の情報が載っていたよ」など、いろいろなアドバイスをもらえたりします。
受験は総力戦なので、どんどん周りを巻き込んでいくといいと思います。
受験校の決め方はこの4つ
第一志望でおすすめしているのは、次のような決め方です。
- 学力(偏差値) で選ぶ
- 保護者の人と話し合って選ぶ
- 自分の興味のある分野で選ぶ
- 話を聞いたり、実際にキャンパスに行ってみる
ここからは志望校選びの具体的な方法についてです。
学力や偏差値などの指標で選ぶ
いきなり現実的な話ですが、受験は自分の実力以上の大学には合格できません。
ならば、自分の学力の中で受験校を選択するのは非常に合理的です。
そうすることで不合格になるリスクは軽減され、受験直前に志望校を変更することもなく、また大学に入学してからも、ギリギリで合格してしまって周りについていかなくてはならないなんてことはなくなります。
しかし、プロフィールを読んでもらえばわかるかと思いますが、僕はぶっちゃけ同じ学力で選ぶのでも、ただ偏差値が高いからというだけの理由で志望校を決定しました。
当時は自分がいけそうな大学とかは全く気にしていませんでした…(僕のプロフィールに興味のある人はコチラ)
いける大学を選ぶ、というと聞こえはいいかもしれませんが、それでは消極的すぎます。研究、就職と自分の将来を考慮すると、もっと広い選択肢を持つことをお勧めします。
目標も何もない人は、偏差値が高いというだけの理由で適当に東大を第一志望にすればいいと思います。僕もそうでしたし、その当時は笑われたりしました。
高校の先生なんかにはよく、「ギリギリで頑張っていけるか行けないかのあたり」を志望校にしようという人もいますが、その決め方で頑張れるのはギリギリまでです。
本当はみんな東大に行ける実力を持っているのです!嘘だと思ったら、ドラゴン桜でも読んで見てください!この漫画オススメです。
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「最近は偏差値の高い大学に行ったって(給料の)良い会社に就職することはできない」と言った声をよく聞きます。でも、それは果たして本当でしょうか?
確かに俺は、学力の高さが良い就職の条件になるのは少しおかしいと思います。でも、それでも現実は「高学歴=良いところに就職」という構図になってしまっているのです。
これをしっかりと踏まえた上で進路を考えてみるといいでしょう!
保護者と選ぶ
大学、特にお金のことに関しては親と話し合った方がいいと思います。
というのも、大学も私立と国公立、また学部によっても学費が大きく変わってきます。友達にも、大学の学費は全てバイトをして稼ぎなさいという人もいれば、一人暮らしで私立校に通っている人もいます。
他にも、実家から遠い大学を志望校とするなら寮や一人暮らしも考慮に入れなければならず、それによっても変わってきます。
どうしても将来東京で働きたいなどの希望があるのなら、そこで暮らすことを目標にしてみるのもいいと思います。
目標を持つのは立派なことです。ただ、そのことを事前に話しておかないと受験直前になって「そんなところにはいかせられない」、「そんな金は出せない」という話になってはもとも子もありません。(特に医学部志望の人に多いですね)
どれだけ行きたい大学や学部があっても、どの家庭にも事情というものがあります。生活費の問題は自分一人で決められません。
お金のことや通学に関しては大学受験それ自体とは何も関係ありませんが、受験生にとっては大きな問題なので保護者や両親と事前に話し合っておいた方がいいと思います。
ここまでは学力や学費、地域の問題などの大学と直接関係ない部分で話をしてきたので、ここからは大学と直接関係ある話をしたいと思います。
興味のある分野で選ぶ
これが1番大事だと思います。
あなたには将来どんな人になりたいとか、どんな職業に就きたいとか、そういう目標みたいなものはありますか?
一度、大学を卒業した時に自分がどうなっていたいかを考えてみると良いでしょう。あなたはどうなっていたいですか?
夢や目標がない人は、自分の好きなことを見つけてみると良いでしょう。例えば美味しいご飯を食べること、ものを書くこと、何かを作ること。ものやサービスだって構いません。iPhoneやスピーカー、漫画、SNS、なんでもいいので思いつくものをあげて、職業として検索して見ましょう。
大学は、研究のために専門のことをひたすら深く学んだり、就職のために時間をかけて知識を身につけなければなりません。また、大学の面白いところは、自分の興味のあるものをとことんまで学べるというところです。
しかし、これは裏を返せば、興味のない学部を選んでしまったらずっと興味のない分野に時間を費やすことになります…
あとあと後悔をしないように、自分が好きだと言えるものに関わりのあるところに行きましょう。
⬆️もし自分の興味がわからなかったり、「今の勉強がどのように社会と関わっていくのか」を知りたければこの本をお勧めします。
話を聞く、実際に行ってみる
人と付き合う時も、第一印象と全く違う人がいるように、大学も噂で聞いていたりネットで調べてみるのとイメージが違うことがよくあります。
入ってから「こんなはずじゃなかった」と嘆いている人は意外と多いものです。僕も、工学部全部がものづくりをするものとばかり思っていました…
そういったことがないようにするには、興味のある大学に進学した先輩に話を聞いてみたり、オープンキャンパスなどに実際に行ってみることをオススメします!
また、大学の学祭や公開授業に行くと大学生活をリアルに想像することができるので受験勉強のモチベーションにもなります。勉強の予定に無理が出ない程度で参加して見てはいかがでしょう?
また、ググったり、資料請求をするだけならタダなのでぜひいろんな情報を集めてみるといいと思います!
ちなみに、俺はどう決めたか?
ちなみに、俺が志望校をどう決めたかについて少しだけ書きたいと思います。あくまで参考程度にしてみてください。
俺は、高校2年生の夏までずっと部活をやっていて、進路のことなんかは全然考えていませんでした。高校も進学校というわけではなくて普通の高校だったので、のほほんとしていました。
高校2年の秋ごろに模試を受ける機会があって、そこで偏差値55を叩き出してしまったんですよね…それまでぼんやりと「自分はまあまあできる方だよなぁ…」と思っていたのですが、それが見事に吹き飛ばされました!
そう思った僕は、とりあえず部活をやめることを決意し、とりあえず偏差値の高い大学を受験しようと思いました。僕がそのとき知っていた偏差値の一番高い大学は「東京大学」だったので、とりあえず東大を第一志望にしていました。
⬆️適当かよ… と思うかもしれませんが、ざっくりとこのくらいで大丈夫なのです。
そして、勉強をしていくうちに偏差値も60、65と上がってゆき、本気で東大を目指せるような学力がついてきました。現役の時は東大に不合格だったのですが、伸び的に「東大に絶対にいける!」と思っていたので、浪人を決めました。
浪人では思ったほど学力が伸びて行かなかったので、他の大学を検討していました。親とも相談して、「一人暮らしをするなら国立大学に行け!」と言われたので、「東大が無理ならとりあえず国公立を探すか…」というテンションで他の国公立大の入試を解きまくった結果、
ということがわかり、第一志望を京都大学に変更しました。それが浪人の時のセンター試験の後だったので、それから必死に京大の入試に慣れ、見事に合格を勝ち取りました。
ちなみに、学部は「新しいものを作りたかった」、「iPhoneみたいなハイテクデバイスを生み出したかった」という理由で工学部にしました。
以上が俺のエピソードです。参考になったでしょうか?
人によって受験の理由はそれぞれだと思いますが、割と俺みたいな人は多いと思います。
いく大学によっては専攻の中でも専門がどんどん分かれていくので、最初はざっくりとでもいいと思いますよ!
最後に:志望校は早めに決めておこう
さて、なんとなくでも第一志望を決められそうですか?第一志望を決めることは、人生の大きな選択になるかもしれません。焦らずじっくり、と言いたいところですが、あまり悠長にもしてられません。
学力や学費、興味のある分野において全てあなたの望み通りの大学があればいいのですが、もしなかったらどこかでバランスを取るしかありません。
第一志望を決めることが大切なのではないので、もし本当に決まらないようならあくまで受験の目標としての学校を決めるのでも全然アリです。
第一志望が2校あったって、出願のときまでは一向に構いません。出願をどうしようか考えている人は、周りに相談してみるのもいいと思います。最終的に決めるのはあくまであなたですけど。
とにかく、行きたい大学が決まればあとは勉強するのみです。
悔いの残らないように精一杯頑張ってください!