受験テクニック

エビングハウスの忘却曲線に学ぶ「復習方法」のタイミングとやり方とは?

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あなたは、「エビングハウスの忘却曲線」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

暗記術などに関してセミナーを受けたり、学校や塾の先生のやり方を習ったという人はみたことがあると思います。

 

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この記事では、エビングハウスの忘却曲線の正しい見方と、そこからわかる「効率的な暗記方法」について紹介していきたいと思います。

エビングハウスの忘却曲線とは?

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エビングハウスの忘却曲線とは、19世紀のドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが実験で確かめた曲線のことです。

 

どんな曲線のことかというと、ずばり「記憶の定着について」です。

ただ、先ほども書いた通りかなり誤解されているのでここからちょっと詳しく「正しい曲線の読み方」について説明したいと思います。

 

よくある誤解

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よくある誤解は、次の通りです。

    ある時間で何かを覚えた時、
  • 20分後には42%忘れている
  • 1時間後には56%忘れている
  • 1日後には67%忘れている
  • 6日後には75%忘れている
  • 31日後には79%忘れている

 

はっきり言っておきますが、これは「誤解」です。

では、正しい解釈はというと、こんな感じです。

ある時間で何かを覚えた時、それを再び覚えるのにかかる労力を表したのが「エビングハウスの忘却曲線」である。

 

ちょっと大雑把ですが、この解釈であっています。つまり、この曲線が示しているのは、時間がたてば経つほど「もう一回覚えるのに苦労する」ということです。

細かいことをいうとちょっと違うのですが、正直これをしっかりと解釈したからといって記憶力が上がるわけではありません。

大切なのはこのパーセンテージを覚えることではなく、「どうやったら勉強に役に立つか」ということです。

 

エビングハウスの忘却曲線を役立てるには?

では、この曲線を勉強に役立てるためにはどうしたらいいのでしょうか?

答えは簡単で、「タイミングよく復習をする」ことです。

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そうすることで、もう一回覚えるのに必要な時間はギュッと少なくなります。

 

また、復習をするともう一ついいことがあります。それは、「記憶が短期記憶から長期記憶へと移行していく」ことです。

 

そのため、何回も復習をすると、復習に必要な時間が短くなっていきます。

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まとめると、

  • 一度勉強をした後、早い段階で復習をすると頭に残りやすい
  • 何度も復習を重ねるうちに長期記憶に移行するので忘れないようになる

ということです。

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復習のタイミングはいつ?

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エビングハウスの忘却曲線を見ると、「復習はすぐにした方がいい」ように見えます。

ただ、覚えてから1時間後くらいに復習するのは流石に意味がないです。

 

では、効果的な復習のタイミングはいつなのでしょうか?

これは個人差があると思いますが、経験的に「3日後から1週間後」くらいがいいのではないかなと思っています。

例えば、学校や塾の授業であれば「前の授業の復習をする」感じですね。

 

これより早いとあんまり意味がないですし、逆に遅すぎるとイチからやり直しになってしまいます。

なので、できれば1週間以内に復習をするようにしてください。

 

大切なことは、何度も復習するということです。特に地理や歴史などの暗記系は効果バツグンなのでやってみてください!

 

とは言っても、これができない人もいると思います。

そういう人は、目安として1ヶ月以内にするようにしてください。

これは「期末テスト」とかで一気に詰め込んで覚えるということです。

1週間でやる時よりは効率は落ちますが、それでもやらないよりはマシです。

 

ちなみに、復習は朝か夜かと言われたら、俺は「復習は夜にやる派」でした。

朝だとスケジュール的に回らなかったんですよね。

 

暗記ものは夜やったほうがいいと言われていますが、これに関しては個人によってやり方がいろいろあると思うので自由にやっていいともいますよ!

 

効果的な復習のやり方は?

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では、効果的な復習方法はどのようなものがあるでしょうか?

個人的なおすすめは2つあります。

 

効果的な復習のやり方
  • 音読
  • まとめノートを作る
  • 人に教えるように呟く

 

音読は最強の復習方法です

まずやりたいのが、「音読」です。

俺はこのサイトで何回も言っていますが、「音読は最強の勉強法」です。

 

音読が最強なのは、

  1. 目で見て声に出して耳で聞くので頻度が高い
  2. わからない部分はつっかえるので、重点的にやるところがわかる
  3. 体を動かしながらでもできるので、休憩になる

からです。

 

特に、わからないところが洗い出せるので、「どこを復習したらいいのか?」がわかるようになります。

 

ちなみに、音読が通用しない唯一の教科は「数学」です。逆に言えば、数学以外の教科は音読でなんとかすることができます。

俺は、一時期、声が枯れるまで音読をしていました。

音読やっておけばなんとかなることは結構多いので、頑張ってください!

 

まとめノートは見返すのに便利

復習の方法その2は「まとめノート」です。

忘却曲線から分かったことは「何度も復習すると良い」ということですが、まとめノートを作ると復習がめちゃめちゃしやすくなります

 

特に、自分の間違えた問題や苦手な分野をまとめたりしたものは、自分専用の「苦手ノート」になります。

これは、テスト前や試験の前にサッと見直すことができるので点数も上がるし覚えやすくなります。

 

もし面倒でなければ、覚えたい語句を赤ペンで描いておけば赤シートで隠して覚えることができます。

暗記カードなどでもいいので作ってみてはいかがでしょうか?

 

ただ、注意して欲しいのは「ノートを作りっぱなしで、全然復習しない」というのはダメです。まとめノートを作ったら、それを使ってしっかりと復習してください。

 

人に教えるのがイチバン勉強になる

そして、最後におすすめしたいのが「人に勉強を教えること」です。

人にモノを教えるのは、実は自分が一番理解していないとできないのです。

 

例えば、「〇〇って何?」とか「××ってどういうこと?」と聞かれた時、それを理解していないと教えることはできません。

しかも、説明していると自分も訳が分からなくなっていくので、かなり理解度が深まります。

 

俺は、これを高校の2年生の時に知ってから、割と「勉強を教えあう会」みたいなのを開催してきました。

グループ全体の成績が上がるのでめちゃお勧めです。

 

最後に:エビングハウスを活用していこう

以上がエビングハウスの忘却曲線の解説と、それを受けてどんな復習方法をしたらいいかの紹介でした。

復習は、受験勉強をする上でかなり重要なポジションを占めているので、ぜひやってみてください。

 

また、同じ復習でも「授業」についてやるのと「模試」についてやるのでは全然違ってきます。

模試の復習のやり方についてはこちらの記事に詳しく書いたのでぜひ参考にしてみてください!

 

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現役京大生の僕が模試の効率的な復習のやり方を科目別に紹介するよ!模試は受けるだけで実力が伸びると思っている人はいませんか?断言します。模試は、受けるだけでは実力は伸びません。では何をすると良いかというと、ズバリ復習です。模試は、復習が命です。この記事では模試の効率的・効果的な復習方法を紹介していきます。僕は一浪ですが京大に合格することができたので、信憑性は高いかなと思っています。 ...