あなたがもし中学生や高校生なら、先生にこんなふうに言われた経験はないでしょうか?
でも、これってなんだかおかしいと思いませんか?
なぜ電子辞書はダメで紙の辞書ならいいのでしょう?
この記事では、そんな
- なぜ電子辞書は使うなと言われているのか
- 紙の辞書にもいいところはあるということ
- 禁止されている人はどうしたらいいのか
ということについて書いていきたいと思います。
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次(クリックでジャンプ)
なぜ電子辞書を使うなと言われているの?
なぜ先生は、電子辞書を使ってはいけないと言うのでしょうか?
それには、次のような理由が考えられます。
- 電子辞書よりも紙の辞書の方が優れている点があるから
- 先生が電子辞書を詳しく知らない、もしくは知ろうとしていないから
最初の「紙辞書の方が優れているところもある」という理由は、まあ納得できます。
これから紹介していきますが、紙の辞書の方が優れている点も確かにあるのです。だから、これだけインターネットが発達した現代でも紙の辞書は売れつづけています。
しかし、② のように、先生自身が電子辞書について知らなかったり、「自分は紙の辞書だったんだから電子辞書を使うなんて許さない!」と言うような場合もよくあります。
例えば、こんなケース。
- 紙の辞書は電子辞書に比べて情報量が多い
- 辞書の使い方を覚えるためにも、紙の辞書の方がいい
1つ目の例については、完全に誤解です。情報量は電子辞書の方が豊富なことが多いです。だって軽いんだもの。それに音声も入っているので電子辞書の方が勉強になるに決まってますよね?
2つ目の例についても、今の時代、どれほど辞書を使う機会があるんだろうという話です。むしろGoogleで検索したり、電子辞書の使い方を覚えた方がいいよと言いたいくらいです。
だから、こういうことを言っている先生の意見を聞く必要は別にないと思います。
勘違いして欲しくないのは、紙の辞書にメリットが何もないと言っているわけではないということです。
受験勉強にはどちらの辞書がいいの?
このページを見ている人のほとんどは中学・高校生かその保護者だと思うので、受験に置いて “紙の辞書と電子辞書ではどちらの方がいいか” ということについて触れたいと思います。
結論から言うと、受験勉強にオススメなのは絶対に電子辞書だ! と僕は思っています。受験勉強においての紙の辞書と電子辞書の比較はこちらの記事をみてみてください。
しかし、先ほども言ったように紙の辞書にはたくさんのメリットがあります。
これからそれらを紹介していくので、それらを踏まえた上でどちらがあなたにふさわしい辞書かということを判断してください!
紙の辞書のいいところ、電子辞書のダメなところ
電子辞書は、
- 簡単
- 便利
- 早く調べられる
のでデメリットがないように思いますが、それは間違いです。紙の辞書の方が優れていることだってちゃんとあるのです。
これから、紙の辞書のいいところと、そして電子辞書がイマイチなところを解説していきたいと思います。
紙の辞書のいいところ
まずは、紙の辞書のいいところについて見ていきましょう。
紙の辞書のいいところは、こんなところです。
- 書き込みができる
- 単語を探すのに時間と手間がかかる
これを読んだあなたは、もしかしたら『「単語を探すのに時間がかかる」のは明らかなデメリットではないか!』と思うかもしれませんが、実はそんなことはありません。
というのも、苦労して単語を探すことで、単語を覚えられるというメリットがあるからです。「どこだ、どこだ…」と必死になって単語を探せば、それが記憶に残りやすいというのは何と無くイメージできると思います。
また、書き込みができるのも紙の辞書の大きな特徴です。
授業中に先生が言ったことや、実際に出てきて意味の分からなかった例文などを書き込んでいけば、自分だけのオリジナル辞書を作ることができます。
さらに、よく言われることですが辞書を引いている途中で新しい単語に出会うこともよくあります。
個人的には受験勉強をしていてそのようなことはほとんどなかったですが、確かに新しい単語を目にする機会は電子辞書よりも紙の辞書の方が多いような気がします!
電子辞書のダメなところ
では、次に電子辞書のダメなところについて見ていきましょう。
電子辞書のイマイチなところは…ズバリ便利すぎるところです。
便利すぎて何がいけないの?と思うかもしれませんが、やはりさっと調べてパッと意味がわかると、どうしても単語の印象が薄くなってしまいます。その結果、いつまでたっても単語を覚えられないという結果になるのです。
確かに、電子辞書はそれを補って余りあるメリットがありますし、何回も何回も調べるうちに単語を覚えることができます。
ただし、”便利” ということは一長一短だということを覚えておくといいかもしれませんね!
禁止されている人はどうしたらいいのか
さて、今までの話は別に僕が紙の辞書を使え!と言っているのではありません。むしろ先ほども言った通り受験勉強には電子辞書をおすすめしているくらいです。
やはり、電子辞書は早い。そして便利。受験勉強は時間が命なのでぜひとも使いたいです。
では、電子辞書を禁止されている人はどうしたらいいのでしょうか?
取るべき行動は、2パターン。
まず1パターン目としては、先生の言っていることを無視して堂々と電子辞書を使うことです。これは…正直お勧めしません。というのも、先生と揉めると受験勉強どころではなくなってしまうかもしれないからです。
できるなら、穏便にいきましょう。
2つ目のパターンは、先生の前ではおとなしく紙の辞書を使っておいて、家では電子辞書を使うというやり方です。これは…少しもったいない気もしますが、そこまで悪い選択肢でもないと思います。
特に、年が変わって先生が変われば電子辞書を使っても良くなるかもしれませんし、それに塾や予備校では電子辞書は普通なのでこれらに通う予定の人は無駄にはならないからです。
そして、どうせ買うなら早い方がいいです。今すぐに!とは言いませんが、1年後にしよう…と思うのなら今から見ておいても損にはなりません。電子辞書は少しお値段しますが、あると便利なので是非使ってみてほしいですね!
ちなみに、僕はこのタイプを使っているのですが、高校2年生から使い始めてまだ現役バリバリです。大学で第二外国語としてドイツ語を習得したのですが、そんな時にもコンテンツカードというもので追加できました。
あとは、別の方法として先生の指示どうりに紙の辞書を使うという選択肢もあります。紙の辞書のメリットは先ほど説明したとうりなので、もし「紙の辞書の方が自分にはあっているかも…」と思ったらとりあえず紙の辞書を使っておくのもいい手だと思います。
いずれにせよ、辞書はどんどん使ってどんどん覚えるのが吉です。
一年でボロボロにするくらい使いこむようにしましょう!