計算ミスやケアレスミスで点数を落とすのは非常にもったいないです。
しかし、どんなミスで落とした点数も1点は1点です。受験ではそういった小さな差で合否が分かれてしまう世界なので、そういうミスで点数を落としているならいますぐ改善した方がいいです。
俺が教えている生徒も、「この2つの科目で計算ミスが減ったら」といつも頭を悩ませています。
そこでこの記事では、計算ミスをなくす方法をまとめて見ました。大学受験、高校受験などで計算ミスやケアレスミスをしている人は必見ですよ!
ここでは受験に限って話を進めていきますが、それ以外にも例えばTOEIC などのテストだったり、資格試験などにも有効です。
ぜひ試していてください!
目次(クリックでジャンプ)
ケアレスミスをなくすためにすべきこと
それでは、まずは全体的に「ケアレスミス」をなくすためにするべきことをリストアップしていきたいと思います。
1つでもアラがあるとそれが穴の開いたコップのように点数がドバドバ流れてしまうので、ぜひ注意してみてください。
1. 字を綺麗に描く
まずは、字を丁寧に書くことを徹底してください。
ケアレスミスで1番よくあることは、自分の字を読み間違えたり、変な値を拾ってきてしまうことです。特に数字のミスは多いです。
- 「0」と「8」
- 「5」と「6」
など、似ている文字を次の式に写し間違えたりする可能性がとっても多いです。
計算ミスなんかもこれでかなり改善されることが多いですよ!
2. ラスト5分は見直しの時間
あなたは試験での時間の使いかたをしっかり決めているでしょうか?
「ケアレスミスが多い」という受験生に多いのが、確認をしないことです。
最後の5分はまだ全部解き終わってなくても、何か新しい問題に手をつけるよりも今までといた問題の見直しと、解答の確認をした方が点数が上がることが多いです。
特にケアレスミスを多くする人ほど点数が上がります。
かっこ悪くても、貪欲に点数を取る姿勢が大切です。どんな1点でも取り切るような気持ちで試験に望みましょう。
見直しの時間を取るためにも、「試験で自分はどのくらい点数を取りたいのか」ということをしっかりと意識しましょう。
例えば、6割を取ったら合格するという試験だったら、ラスト10分は絶対に見直しの時間にすべきです。
できる人はあらかじめ最低合格ラインなどを調べておくといいでしょう!
3. 普段からミスをしないように心がける
テストの時は、日頃の行いが出ます。なので普段から計算ミスを許容したりしていては、本番でもミスを連発してしまう可能性があります。
いつも、字を丁寧に書いたり、これから教科別に書いていくことを頭の片隅に置いておいて、計算ミスやケアレスミスがないようにすることを心がけましょう。
ケアレスミスを減らす方法として、ミスに気がつきやすくする他に、「そもそもミスをしない」という対策が考えられます。これはそっちのパターンですね。
4. 途中式やメモも丁寧に書く
数学や算数などは、数字の書き写し間違いの他に、途中式が途中で変わってしまっているミスも多く見られます。
また、途中式を丁寧に書いておけば後から見直しをしたときにわかりやすいです。
また、途中式が丁寧だと論理のズレなども把握しやすく、どこまで点が取れたのかやどこで自分が失点したかがわかりやすくなります。
そういう人の方が点数が伸びやすい傾向にあることも忘れないでください。
5. 計算前に確認をする
問題を解く時は、本腰を入れて計算しなければならないときと、考えながら式をいじったりするときの2種類のパターンがあります。
この2つの境界を曖昧にして色々考えながら計算をすると、ちょっとしたことで間違える可能性が高くなります。
そこでオススメなのが、計算をするときは無心で計算をすることです。そしてその後、計算結果を見て「これはMgのmol数だ」といった確認を行いましょう。
こうすると、少なくとも計算によるミスなのかそもそも考え方のミスなのかがはっきりします。
これは小論文とかの時も一緒です。いざ書き始めてから「こういう流れでいいのかな?」とプロットのことを気にするのではダメです。
書くとなったら、手を動かすことに集中しましょう。逆に、そうできるようにプロットはしっかりと考えるようにしてください!
物理での注意点
それでは、続いては、教科別に気をつけることを書いていきたいと思います。苦手な科目、点数が取れない科目は必見です。
まずは物理について説明していきます。物理っぽい教科において共通のことなのでぜひ参考にしてみてください!
6. 単位に注意する
物理で注意が必要なのは、単位です。物理は、計算自体は難しいということが少ないのでどうしても文字式の変形などでミスが多いように思います。
文字式での変形ミスなどを減らすには、やはり単位に注意するのが1番です。
例えば、抵抗 R は物理量としては電流 i と電圧 V によって [R]=[V/i] と求められます。だから、答えが抵抗の場合は式がどんな形であれ単位は電圧/電流 になっていることが必要です。
この確認は非常に簡単に、素早くできる一方で、計算ミスを見つけるのにとても効果的です。
ぜひ毎日の計算からこの確認をしっかりして見てください。
7. 極端な値を入れてみる
物理の計算では、時間 t など感覚的にわかりにくいものが式に混じっていることがあります。こういう時は、これらに極端な値を代入してみることが必要です。
例えば時間だったら、0を代入したら初期状態になるか、無限大に飛ばしたら定常状態になるかなどを、思ったとおりになるかというのがポイントです。
この0や無限大などは違った値になると間違いに気が付きやすいので試してみる価値はあると思います。
化学で気をつけるべきポイント
最後に、化学で気をつけるポイントについて書いていきたいと思います。
8. 小数点はパッと解けるようにする
化学の計算では、小数点の問題が多く出てきます。小数点を侮ってはいけません。僕もよく間違えていました。
小数点同士の掛け算や割り算はややこしいことが多く、多少慣れも必要です。普段から、これはできるわ!と飛ばしたりしないで手を動かしてみることがいいですよ。
化学は10の何乗という指数が出てくるので、文字の綺麗さの他に、大きさをしっかり揃えることも重要です。
また、指数の計算も一通りできた方が計算は速くなります。指数の四則演算や三角関数など公式でいけるものは覚えておくとう役に立つ時がきますよ!
9. 計算モードか考えモードかをはっきりさせる
数学とちょっと似てますが、化学はもっと顕著です。
暗記したことを解答用しに書き込むことと、計算問題を解くときの頭の使い方は本人は同じように思っていてもまったく別のところを使っています。
今は、考えているのか、それとも計算をしているのか曖昧なときに計算ミスやケアレスミスは起こります。
今は計算モードなのか、それとも考えモードなのかをはっきり自覚しておくと良いでしょう。
もう少し詳しく知りたい人は、1万字とちょっと長いですが、こちらの「化学の勉強法」の記事をぜひ読んでみてください!
最後に:ケアレスミスはなくせる!
化学・物理で計算ミス、ケアレスミスを無くす具体的な方法 9選を紹介してきました。対策は立ったでしょうか?
計算ミスは、誰にでもあるものです。そして、無くそうと思い、努力をしない限りなくすことはできません。
この記事に書いたことをしっかりやっていくことがケアレスミスをなくし、点数を稼ぐことに繋がっていくはずです。
まずは「ケアレスミスはもったいない」という心を大切にしてみてください!
ケアレスミスをなくせば点数は上がります
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あの和田秀樹先生が書いたこの『ケアレスミスをなくす50の方法』は、ケアレスミスの多い人におすすめです。正直、このブログよりも役に立つと思います。
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