受験テクニック

【学問に王道なし】勉強に必要なのは地道な努力という深い意味を知れ

oudounasi

学問に王道なし」という言葉を聞いたこと、ありませんか?中学校・高校の英語の先生が好んで使うので一度は耳にしたことがあるかも知れません。

 

この言葉は、本当に勉強してきた人には胸に突き刺さる言葉です。なぜなら、本当に学問に近道や抜け道がないことがわかっているからです。

 

この記事では、「学問に王道なし」の意味と個人的な体験をお伝えします。

 

「学問に王道なし」は誰が言った?

この言葉は、こんなエピソードから生まれます。

 

紀元前300年ころ、エジプト王が数学を勉強していました。その人には、数学者のユークリッドという数学講師が勉強を教えていました。

エジプト王は、ある時ユークリッドに、

「苦労しないで幾何学を学ぶいい方法はないのか?」と尋ねました。その時、ユークリッドが王に言った言葉が、

There is no royal road to geometry.(幾何学(学問)に王道なし)

だといわれています。

 

この言葉の意味は、学問(幾何学)を習得するには、楽な方法というものはなく、きちんと努力しなければならないということです。

たとえ王様であっても、地道に勉強しなければ幾何学はできるようにはなりませんよと王をなだめた言葉です。

 

この言葉の中で、「王道なし」の王道とは [royal road] のことです。日本語に訳すと、王道というよりもむしろ「近道、楽な方法」という意味になります。

 

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いぶき
つまりは、勉強に近道なんかないよ、という意味です。
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個人的にものすごく刺さる名言

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僕は勉強を始めたうちは、勉強のほとんどは全て暗記に頼っていました。

中学校や高校の定期テストは、言ってしまえば範囲が決まっているのでそれらの内容を全て暗記してしまえば点が取れてしまいます。

英語の文法問題は覚えた通りに描けば点が取れるし、歴史の問題は教科書に書いてあったことをなんとなく書き写せば正解になりました。

 

しかも、先生の話を聞いていると「だいたいここ辺りがテストに出るな!」ということがわかったので、ほとんどヤマカンでテスト範囲を勉強し、それをガンガンに的中させていました。

そうして中学校のうちは定期テストでもほとんどの科目で満点近くを取っていました。成績もかなり高かったです。

 

しかし、学年が上がるにつれてそれではダメだと痛感するようになりました。テストで応用問題のようなものを出題されると途端に手がつけられなくなってしまったのです。

 

それは、簡単に点を取れるようになってしまった自分への罰かもしれないと思ったほどでした。

それからはしっかり基礎を自分で復習し、時間をかけて理解することの大切さを学びました。そうこうしているうちに落ち目だった成績も回復して行くようになりました。

 

この経験から、僕は勉強って抜け穴を探すようなゲームではなくて、しっかりと努力した人が最後には勝つんだなという認識に至りました。

 

ちなみに、これは暗記で点数を取ったり、「ヤマカン」を当てることを否定している訳ではありません。これらは非常に重要なスキルだと考えています。

でも、それで点数をとって「俺は勉強ができるようになった!」とか、「勉強って簡単じゃん!」と思うのは違うよね、ということです。

 

勉強に王道はあるのか?

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では、「楽な方法」としての王道ではなく、勉強の模範とすべき道としての王道はあるのでしょうか?

僕はあると思っています。それは…

地道な努力

です。

「なんだよ!そんなの嫌だ」と思う人もいるかもしれませんが、”良薬は口に苦し”ということわざ通り、あなたの本当に身になることは辛く苦しいことが多いのです。

 

毎日の予習、復習。宿題や課題、テストの勉強。そういう積み重ねをしっかりして行く事こそが本当に勉強ができるようになる秘訣です。

最近は何かと便利な世の中になりました。聞き流すだけでリスニング能力が上がるとかいう教材があったり、数年前までは塾に行かなくては出会えなかった塾講師はスマホの動画で授業をしてくれます。

 

しかし、どれも地道な努力が必要なことには変わりません。スピード○ーニングだって初めて1ヶ月、2ヶ月続けてやらなければ効果が出ませんし、スタディ○プリだって画面をぼーっと見ているだけで成績が勝手に上がって行く訳ではありません。

必要なのは、あなたが手を、頭を動かして勉強することです。繰り返しになりますが、楽をして勉強ができるようになるなんて思わないでください。そんな勉強法なんてものは大抵がまやかしです。

 

確かに、勉強の効率を多少アップさせたり、楽しんで勉強をする方法はあるかもしれません。しかし、「楽して」勉強ができるようになる方法というのはありません。もしくはそんな方法があってもすぐに忘れたり、使えなくなったりするようなものばっかりです。

そんなものを追い求めるより、地道な方法を選んだほうが、結局は1番早く、確実に学問を修めることができるようになります。

 

ちなみに、この記事(勉強ができるようになりたい人が知っておきたい、たった1つのこととは?) でも、実は同じことを言っています。

こちらはそれを別の側面から面白く書いてみたつもりなので、ぜひ読んでみてください!

 

「学問に王道なし」は心に留めたい名言

欲しいものを楽に手に入れる方法はなく、地道に努力して手に入れなければならない」という言葉が当てはまるのは何も勉強だけではありません。

給料にしたって、夢にしたって手に入れたいと望むものは大抵手に入れるのに苦労します。

だからって、それを嫌がったり楽な方法を探したりするのではなく、苦労して手に入れるからこそかけがえのないものになるということを忘れないでください。

 

あなたも、今日から何か辛いことに当たったら、「学問に王道なし」という言葉を思い出して頑張ってみてください。

 

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