受験生ともなると、「僕は1日10時間も勉強したんだ!」という自慢が繰り広げられることはよくあることだと思います。
でも、言われるまでもありませんが、たくさん勉強をした=頭が良くなったということではありませんよね?
そこで、この記事では、受験勉強において、頭がよくなること以外に大切なことは何か、ということについて紹介したいと思います。
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勉強時間は多ければ多いほど良い
最初に断っておくと、勉強時間は多ければ多いほど賢くなる、というのは間違いではないとおもいます。
事実、僕は高校2年秋から勉強を初めて、1日の勉強時間を2時間から4時間に増やしただけで、偏差値が一気にぐんと伸びていきました。
なので、勉強時間を増やせば賢くなっていくのは、まず間違いないと思います。
ただ、それには次のような限界がきてしまいます。
- 1日が24時間しかない
- 勉強以外にも部活などをやっている
- そもそも集中力が続かない
なので、バリバリに受験勉強をしている高校生や浪人生でも、1日10時間、多くても13時間くらいが限界だと思います。
そういうひとは、もう「がむしゃらに10時間勉強して満足」していては、自分より賢い人に追いつくことはできないのです。
だから、「1日10時間やる」だけで満足してはいけないのです。
ちなみに、10時間やっていると言っても、机に座っているだけでスマホなどをみている場合はそれは「勉強をした」とは言いません。
それと、人と比べるのは本当に意味がないので、そんなことをしている暇があるのなら1問でも多く解いて、昨日の自分よりレベルアップしましょう!
では、どういう勉強をすればいいのか?
では、普通に勉強するだけではなくて、何をしなければならないのでしょうか?
それは、以下の3つのことです。
- しっかりと計画を立てる
- 解けなかった問題を解けるようにする
- 模試などで実戦に慣れる
1. 勉強の計画を立てる
まずはじめに大切なことは、勉強の計画を立てることです。
勉強は、ただ漫然とやるのではなく、
- ここが苦手だから、集中的に取り組もう
- 9月のテストまでに、この範囲は完ぺきにマスターしておこう
といったような計画を立てると、時間をうまく使うことができます。
また、苦手な教科にしっかりと時間を割り振ることができるので、早期の成績アップにもつながります。
勉強の計画の立て方については、こちらの記事を参考にしてみてください。
2. できない問題をできるようにする
2つめの大切なポイントはズバリ、「解けない問題を解けるようにする」ということです。
いくらたくさん勉強をしていても、今の自分が解ける問題をただひたすらに解いていたのでは、いみがありませんよね。
だから、今の実力では解けない問題を、何度もなんども繰り返し解く必要があります。
言われてみると当たり前のようなことですが、これがみんな意外とできていません。
例えば、自分のレベルが上がっていくに連れて「解けない問題」というのはだんだんなくなってきますよね。
だから、ただ片っ端から問題集を解いていくと、次第に「解ける問題」しか目に入らなくなってしまうのです。
そうして試験に行くと、なぜか自分が解けない問題が出題されたりします。
そんなことにならないようにするためには、予め“間違いノート” のようなものをつくっておいて、自分の間違えた問題を蓄積しておき、それを解けるようにすることをおすすめします。
自分の解けなかった問題と向き合うというのは、とてもつらい作業です。特に入試前には、「自分、全然問題解けないじゃん…」となります。
でも、やった分だけ点数が上がることを信じて、がんばりましょう。
3. 模試などで実戦形式に慣れておく
最後のポイントは、模試などの実戦形式に慣れておくことです。
受験では、1日に試験時間が4時間もあったりします。
なので、それに備えてしっかりと集中力を身につけることが大切です。
それに加えて、解答の作り方などをしっかりとマスターしておくことも重要なことです。
模試を受けてみると意外にもそういうところで点数が引かれていることが解ると思います。
受験までまだ日がある人も、「まだ大丈夫!」と思っていてはいけません。
いざ、受験が近づいてくると他にやることがたくさんでてくるので、解答をしっかりと作るこつなどを身に着けている余裕はないと思っていてください。(僕は、それで1年浪人することになりました)
このように、いくら1日に10時間も勉強しようとも、しっかりと計画を立て、解ける問題を増やし、実戦経験を踏まないとただの時間の無駄使いに終わってしまいます。
勉強をするさいには、これらのことをしっかりと考えながら勉強するようにしてみてください。
最後に:勉強時間はやっぱり大切ですよ
以上、「勉強をする上で、時間以外のポイント」を紹介してきました。
もう一度まとめると、以下のようになります。
- 計画を立てる
- 解けない問題を減らす
- 実戦経験を積む
これらのことをしっかりしないと、いくら勉強時間を増やしても意味がありません。逆に言えば、勉強時間をしっかりと確保したうえで、これらのことをやることができれば、成績はぐんぐんと伸びていくはずです。
僕がよく言っているように、成績というのは
成績= 勉強時間 × 勉強の質+ 環境
です。今回は勉強の質のお話でしたが、最初にもいったように勉強時間は当然のこととしています。
ぜひ、質の高い勉強を、多くの時間するようにしてみてください!
また、勉強のやり方についてはこちらの書籍がとても参考になるので、ぜひ読んでみてください!