みなさんは勉強のモチベーションを維持できていますか?
私も中高は勉強のモチベーションの維持に一番苦しみました。
受験・成績って結局は勉強の量に比例すると思うのですが、その量に関係してくるのが勉強のモチベーション。
結局成績がいい人・受験に合格する人は、勉強に対してのモチベーションが維持できる人です。
これに対して、成績がよくない人or受験に落ちてしまう人は、3日坊主の人。
つまり勉強にやる気を出してもすぐにやる気がなくなってしまい続かない人です。
今回は、この勉強のモチベーションを維持する方法について、自身の経験を踏まえ、解説していきます。
目次(クリックでジャンプ)
勉強のモチベーションとは
モチベーションには2種類ある
まず、勉強のモチベーションを維持する方法の前に、モチベーションの正体について理解しておかなければなりません。
モチベーションには大きく2つのモチベーションが存在し、それぞれ性質や維持する方法は変わってきます。
それは短期的モチベーションと長期的モチベーションです。
それぞれ解説していきます。
1日単位でのモチベーションは短期的モチベーション
短期的モチベーションと言うと、これは1日単位でのやる気のことです。
例えばですが
などというものです。
これらは、モチベーションと言うよりは、集中力という方が正しいです。
集中力を維持するためには、スマホを触らなかったりなど色々方法があります。
これらの記事を参考にしてみてください。
3日坊主にならないためには長期的モチベーション
今回お話ししたいのはどちらかというとこの長期的モチベーションについてです。
長期的モチベーションは『継続は力なり』という言葉にもある通り、非常に受験において重要です。
長期的モチベーションとは、勉強を継続して毎日続けるためのモチベーションです。
長期的モチベーションを維持するのが苦手な人は、いわゆる三日坊主になってしまいます。
長期的モチベーションを維持できるかどうかは、性格だったりもありますが、実は意図的に向上させることが可能なのです。
長期的モチベーションが維持できない人が陥る3日坊主、まずはこの原因から理解して対策を立てましょう。
3日坊主になってしまう原因とは
3日坊主になる原因はいくつかありますが、代表的な原因はこの3つでしょう。
- 頑張ろうと思ったきっかけを忘れる
- 『1日空く』がきっかけに。
- そもそも優先順位が低かった
それぞれ説明します。
頑張ろうと思ったきっかけを忘れる
一番多いのがこのタイプです。
人は何かを始めようと思ったり、頑張ろうと思ったりする時には、何かしらのきっかけがあります。
そしてこのきっかけには、プラスのきっかけとマイナスのきっかけがあります。
プラスで言うと、参考書や問題集を買った日に『よしこれから頑張るぞ!』と意気込んだり。
マイナスで言うと、親や友達や先生に『もっと頑張らないとやばいよ』と言われて、やる気を出したり。
プラスでもマイナスでも、これらのきっかけに共通するのは、未来の自分をイメージしていることです。
プラスならば、『受験に合格した自分』や『参考書を終えた自分』、『テストで良い点数をとった自分』を想像します。
マイナスならば『勉強せずテストで悪い点数をとる』などです。
人間の脳は、実際見たものなどとは違い、自分でイメージしたものはすぐ忘れてしまうようになっています。(夢や妄想もすぐ忘れますよね。)
そして、このきっかけとなるイメージを忘れることで、結局やる気を失い3日坊主となります。
『1日空く』がきっかけに。
他の三日坊主の原因として『1日空く』ことがきっかけとなることもあります。
例えば、単語帳を今日から1ページずつするぞ、と決めて1週間は続いたとしましょう。
しかし、1日だけ忙しくてできなかった日ができてしまいます。
そうなると後は、どんどんやらない日が増えていき、次第に頭から、頑張ろうと思っていた気持ちが消えてしまいます。
これも三日坊主になってしまうよくある原因です。
頭では優先順位が低いと思っている
最後は、頭の中でやろうと決めたことの優先順位が低いと思ってしまうタイプです。
この原因は自分では気付いていないものの、実は結構多かったりします。
例えば、私が古文が苦手で、あるテストで酷い点数を取ったとしましょう。
そして、その日から毎日古文単語を覚えようと決めます。
しかし1週間くらい経って、英語や数学の課題が忙しくなると、頭の中では優先順位が数学や英語の方が高くなります。
そして、次第に、古文単語を本当にやるべきなのか頭の中で疑問になり、結局やらなくても良いかと判断してしまいます。
この場合、本当に優先順位が低い場合はいいのですが、実際は優先順位が高かった場合が問題です。
さて、原因はある程度分かったと思うので、ここからは対策です。
勉強のモチベーションを維持する方法とは
目標設定が非常に大事である
長期的にモチベーションを維持し続けるためには、目標設定が非常に大事になってきます。
目標というのは、将来の自分に対してのイメージでもあります。
この目標をはっきりとイメージし続けることができれば、モチベーションは維持できます。
逆に、すぐ忘れてどうでも良くなってしまうような目標を立てると、モチベーションは維持できません。
『志望校は早く決めれば決めるほどいい』と言われるのは、こういう理由です。
また、目標があまりに遠すぎるのも問題です。
例えば高1の段階で、志望校を決めてもあまりしっくりきません。
そうならないために、最終目標から逆算して、模試や定期テストで大体どれくらい取らなければならないのかを調べて、小目標を設定しましょう。
定期テストなど近い目標を連続して立てられる人は、モチベーションが維持しやすいです。
毎日目標を紙に書く
先ほど、3日坊主になる原因として、頑張ろうと思ったきっかけを忘れてしまう、と述べました。
これを防ぐ簡単な方法として、
『目標を毎日紙に書く』
という超シンプルですが超効果的な方法があります。書いて貼る、などではなく、毎日書く、というのがポイントです。
ノートや紙などでいいので、書いてみてください。
目標の例としては
『絶対〇〇大学に合格!!』『定期テストで全教科80点以上とる!!』
といったもので大丈夫です。
毎日紙に書くだけで、その瞬間に、自分が頑張ろうと思える理由を思い出すことができます。
嘘みたいに簡単なので
と思う人もいると思いますが、マジで効果あります。
毎日書くことで、最初はなんとなく決めた志望校や目標でも、次第に自分の中でその存在が大きくなっていきます。
そうなると、頑張る理由が自分の中で強くなるので、継続的にモチベーションを維持することができます。
小さい習慣を1つ作る
三日坊主にならないための最後の対策法が、『小さい習慣を1つ作る』ということです。
小さい習慣というところがポイントです。
重く大きい習慣は、行事や勉強や部活などでとても忙しい学生にとっては負担となります。
重い習慣の例として『問題集を10ページする』などもそうですが、『単語帳を1ページ』などですら時には重いと感じるでしょう。
習慣が重いと、忙しい時にできない日ができてしまう。
1日しない日ができると、自分の中で糸がプツンと切れたように、どんどんやる気が削がれてしまいます。
逆に小さい習慣の例として、先ほど挙げた『目標を紙に書く』などはどうでしょう。
こんなことなら絶対に続けることができるでしょう。
もちろん紙に書くだけで終わってしまっては意味ないのですが、大抵人は一つのことをし始めると段々エンジンがかかってきます。
だから勉強は、入りを簡単なものにして、段々難しくするのがいいと言われています。
まず目標を紙に書くことから始めて、時間があれば単語帳をしたり問題集をしたりと、本格的な勉強に移るのがいいと思います。
また、勉強ができないくらい忙しい日でも、とりあえず目標を紙に書くということだけしていれば、次の日もモチベーションは保てていると思います。
小さい習慣の別の例として、『机にとりあえず座る』などもいいと思います。
まとめ
まとめると、長期的にモチベーションを維持するには、次の3つが大事です。
- 適切な目標設定
- 毎日目標を書く
- 小さい習慣を1つ作る
②と③を行うためにも、まずは①の目標設定から取り組んでみてください。
志望校が決められない人は、とりあえずでいいので、少し厳しそうなちょっと高いくらいの志望校を設定してみてください。
頑張ってください!33