「1日に何時間くらい勉強すればいいの?」というのは受験生の昔からの悩みの一つです。友達に聞いても、「全然勉強していない」というばかりであんまり信用ありませんよね。
そこで、高校生は “このくらいやっておいたほうがいいよ” という一つの目安として勉強時間と睡眠時間を学年別に紹介して行こうと思います。
僕も京都大学に合格するためにした勉強時間はこのくらいですし、周りの友達なんかを見ていてもだいたいこのパターンが多かったです!
それでは、まずは勉強時間について見ていきましょう。
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高校生に必要な勉強時間はコレだ!
難関大学 (早慶上理、難関国公立)志望の高校生がやっておきたい時間としました。あくまで例として参考にしてください。
あとでも紹介しますが、これはあくまでも目安です。これより少ない時間で合格する人ももちろんいますし、逆にこの2倍の時間をかけても全く芽が出ない人もいます。
1番大切なことは、「自分がどのくらい勉強できるようになるか」なので、時間はあくまでも目安とすることを心に留めておいてください!
高校1年は1時間以上やる習慣をつける
高校1年性は 1日 1時間を目安にしてみましょう。休日はその倍の2時間くらい。
これをみて、「意外と少ない!」とおもった方も多いのではないかと思います。
東大、京大のような大学に行く人はもっと勉強しているのかというイメージもあるかもしれませんが、結構このくらいのものなのです。
ただし、大切なのは (ほぼ)毎日勉強することです。机に向かって勉強をする習慣を持つというのはかなり難しいです。
逆に、勉強の習慣さえできてしまえばこれから先はその時間をどんどん伸ばしていくだけです。
テスト前にがっつりやるという人は、毎日少しずつでもいいので勉強するようにしましょう!
また、時間に余裕がある人はこの時期に宿題以外の勉強をしてみることをオススメします。
例えば読書やTOEICの勉強などです。高校では学年が上がっていくほど忙しくなるのでこういった半分趣味のようなこともできなくなってしまいます。
これらは後々の勉強やその後の人生にも役に立つのでぜひぜひいろんなジャンルに積極的に手を出していって欲しいです!
高校2年は2時間を目安に頑張る
高校2年生は、1日 2時間を目安にしましょう。休日は同じく倍の4時間!
この時期は、部活や学校行事、課外活動などで忙しいと思うので、1年生と同じく毎日勉強をする習慣をつけることを第一に頑張りましょう。
もちろん、毎日が無理という人は例えば部活のない月曜日は3時間、それ以外の平日は30分と言ったようにメリハリをつけてもいいでしょう。
大切なことは、常に勉強し続けること。暗記ものなど毎日やるタイプはそっちの方が絶対に効率がいいですよ!
また、勉強についていけないところなどがあったらこの頃に早めに対策を立てるべきです。苦手だなと感じる授業の予習、復習に時間を割きましょう。
それでも時間があるという人はぜひ英語の勉強をし始めましょう。なぜなら、英語は文系、理系かかわらずに受験科目になるし、高3になったら専門科目で忙しくなるからです。
特に単語の暗記やリスニングなどは成果が出るまでかなりの時間を要するので早め早めに手をつけておくのが吉です。
高校3年夏前は1日3時間以上やろう!
この頃は、1日 3時間を目安にしましょう。部活が早く終わる高校はもう少し頑張って見てもいいかも。
この時期から、いよいよ本格的に受験を意識し始める頃なのではないかと思います。文理も決まり、受験校もぼんやりとイメージできてきている頃でしょう。
この頃は、バランスのとれた勉強をすると良いでしょう。
それぞれ苦手な科目、得意な科目で勉強時間をうまく振り分けて使ってください。苦手が多くて潰さなければならないという人はもう少し勉強時間をとる必要があるでしょう。
もし、「こんなに時間取れない」という人は、朝の時間とスキマ時間を効果的に使うことをオススメします。
僕はこの時期は少し早めに学校に行って朝勉強をしていました。時間の使い方を工夫していかないとそろそろしんどくなってくる頃です。
ちなみに、夏休みには部活や委員会なども終わっていると思うので、勉強に全力を使うことをお勧めします。
僕は高校3年生と浪人の夏休みは本当に勉強の思い出しかありません。(1日だけ遊びに行きましたが…)
でも、それで後悔はありません。あれだけがんばったんだから、なんとかなるという自信を持つことができました
できる人は、3時間や5時間と言わず10時間以上やってみてください!
高校3年夏後は1日10時間くらい
いよいよ受験に向けての本格的な勉強が始まります。1日 10時間が目安です。
というか、10時間というのはある意味比喩に近いです。もう、「使える時間の全てを勉強に費やす」時期です。
特にこの頃は学校の授業日数も少なくなってくるので、ほとんど全てを勉強に費やす覚悟で頑張りましょう。
ここまでくるともう「どのくらいの時間勉強しなければならないか」という余裕もなくなってきます。
この時にありがちなのは「焦るあまり1つ1つの勉強がテキトーになってしまうこと」です。
1日に勉強できる時間は限られているので、あとは質を上げることを大切にしましょう。
ちなみにですが、私はこの頃スマホを使わなくなった(正確には使えなくなった)ことで、勉強時間が大幅に増加しました。
スマホを使わないようにするくらいの決意を固めるのもこの時期くらいだと思います。
睡眠時間はどのくらい取るべき?
続いては、睡眠時間についてです。
高校生の睡眠時間は、6~7時間がいいと思います。これは高校1年性も3年生も同じです。
部活をやっていて体力的な回復が求められる人はこの限りではないかもしれません。
これを見て、多いと思う人も少ないと思う人もいるでしょう。
特に、高校3年生が6~7時間も寝て大丈夫なの?という意見が出るのはもっともだと思います。
しかし、結論から言えば大丈夫です。
勉強したことが記憶に定着するのは寝ている間。つまり、睡眠が少ないと脳は勉強したことを整理することができないのです。また、過度に睡眠時間を削ると集中力が下がり結局良いパフォーマンスを出せなくなります。
睡眠時間はしっかりとること。
これこそが成績をあげるための最も正しい戦略なのです。
私なりの睡眠方法をまとめた記事も是非ご覧ください。
勉強時間のポイントや注意点
それでは、最後に勉強時間についての注意点や意識しておきたいことなどについて解説していきたいと思います。
これは俺の経験則みたいなところが大いにありますが、浪人時代に身につけたテクニックなので結構信頼度は高いんじゃないかと思っています。
ぜひ参考にしてみてください!
勉強好きならどんどんやっていい
当たり前ですが、何も「勉強が大好き!」という時には無理に勉強時間を抑えなくていいと思います。
僕も高校2年生の時に勉強を初めて、成績がぐんぐん上がっていた時は1日4時間とかずっと勉強していたと思います。
こういう時はがむしゃらにやってもストレスにもならないし、後々落ち着くと思うので自由に勉強しておきましょう。
ただし、最初にも書きましたが「テンションの上がる日だけ4時間やって、次の日はやらない」みたいなことは意味がないのでやめるようにしてください。
平日は休日の倍くらいやろう
それぞれに書いてありましたが、休日は平日の倍くらいの時間を取ることを目安にしてください。
というのも、そのくらいが勉強できて、息抜きもできるいい時間だからです。
その他、机に座って参考書を読むことだけが勉強ではないので若いうちに色々な経験を積んでおきましょう。
例えば、友達と映画を見にいくもよし、買い物するもよし、ゲームをするもよしです。
まぁその辺りは自分がどのくらい勉強に賭けるかということにもつながってくるので選択して見てください。
勉強時間は徐々に増やそう
この記事を見て、「もう少し勉強しなきゃ!」と思ったそこのあなた!
その意気込みは立派ですが、明日からすぐに勉強時間を倍にしようというのは少しナンセンスです。
勉強時間は徐々に増やすといいと思います。
というのも、いきなり増やしてもうまくいかないからです。最初のうちは普段の勉強に +1科目とかして徐々に慣らしていくようにしましょう。
また、最初のうちは難しすぎる問題を悩みながらやるよりも条件反射的に解けるような問題をバシバシやっていった方が力が付きます。
長期休みは苦手対策を!
他に、夏休みや冬休みなどの勉強時間は人それぞれでいいと思います。
特に宿題に追われる人が多いと思うのでしっかり宿題を終わらせることを目標にしてみましょう。
できる人は、さらに自分の苦手科目を1日30分とか追加してみるのがいいです。
特に長期休みは今までの復習をして挽回できる絶好の機会です。ニガテを得意に買えるくらいのつもりで取り組むと休み明けには成果が出ているかも…!
最後に:高校生の勉強時間まとめ
1日に大体どのくらい勉強すればいいかのイメージはついたでしょうか?
まとめると、こんな感じになります。
学年 | 平日 | 休日 | |
---|---|---|---|
高校1年 | 1 | 2 | |
高校2年 | 2 | 4 | |
高校3年 | 夏まで | 3 | 6 |
夏以降 | やれるだけ | やれるだけ |
僕は高校の時は部活をしていたので、高1の頃はほとんど勉強できませんでしたが、高2の冬ごろから徐々に勉強時間を増やしていって、なんとか京大に合格することができました。
いつからやっても遅すぎるということはないので、できれば明日から目標時間を決め、効率よくその目標を達成できるように頑張りましょう!